株式会社資源総合システムは、世界の太陽光発電システムの2018年の導入量は98GW(DC、以下同)以上との速報値(1月末時点での分析値)を発表しました。導入量は稼働した太陽光発電システムの容量であり、同社が加盟するPV Market Alliance(PVMA)と共同で分析・発表したものです。

中国は、2018年5月31日に中国政府が太陽光発電プロジェクトの開発を引き締める政策を発表したため、導入量が2017年の53GWから44GWへ約17%減少しました。一方で中国を除く世界の導入量は前年の45GWから20%増となる54GWで、世界全体の導入量は2017年(97GW)とほぼ同水準となりました。世界の太陽光発電システム累積導入量は500GWを超えたとみています。

米国、日本、インド市場は2017年と同水準を維持し、3ヶ国で約26GWを導入しました。欧州ではドイツとオランダを中心に市場が拡大し、導入量は約8.5GWとなり、2019年はさらなる市場拡大が期待されています。このほか、オーストラリア、韓国、アラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、メキシコ、ブラジル等の新興市場は少なくとも19.5GWを導入しました。

2019年は、中国など主要な市場国の政策決定の動向を注視する必要がありますが、中国の導入量が前年と同水準である場合、中東、ラテンアメリカ、欧州で導入が増加するため、世界全体の導入量は120GWに達する可能性があると見ています。

 

【PV Market Alliance(PVMA)について】
PV Market Alliance(PVMA)は、中国、欧州、日本及び米州の太陽光発電の専門家により2014年に設立された調査機関で、世界の太陽光発電市場に関する情報を提供しています。参加している調査団体、企業は次の通りです。
株式会社資源総合システム(日本・東京)
Asia Europe Clean Energy (Solar) Advisory(AECEA)(中国・香港) 
Becquerel Institute(ベルギー・ブリュッセル) 
Creara (旧:Eclareon Spain)(スペイン・マドリード)